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「発達障がいの基礎知識」をお伝えする​コラムページです。

そもそも発達障がいって、なに?​

発達障がいは、生まれつきみられる脳の働き方の違いにより、幼児のうちから行動面や情緒面に特徴がある状態です。そのため、養育者が育児の悩みを抱えたり、子どもが生きづらさを感じたりすることもあります。

 

発達障がいには、自閉スペクトラム症、注意欠如・多動症(ADHD)、学習症(学習障害)、チック症、吃音などが含まれます。

これらは、生まれつき脳の働き方に違いがあるという点が共通しています。同じ障がい名でも特性の現れ方が違ったり、いくつかの発達障がいを併せ持ったりすることもあります。

 

それゆえにお子さんごとに困り感が違っていたり、対応方法も違っていたりすることも多いです。また医療機関や福祉機関へのつながり方も自治体によって異なるので、お住まいの自治体での情報を得ることが大切です。

また、おうちの方だけで抱え込まず、お子さんが関わる教育機関にも連携しておくことも大事です。幼稚園、保育園や学校など、お子さんが長く関わる場所にも情報を連携し、切れ目ない支援環境をつくっていくと、お子さんが安心して過ごせるかもしれませんね。

どんな特徴があるの?

「発達障がい」と一言で表しても、その中身は様々。ひとつの特性が強く出ているケースもあれば、複数の特性を併せ持つケースもあります。ここでは厚労省のHPを参考に、主な分類とその特徴を紹介します。

●自閉スペクトラム症(ASD)
コミュニケーションの場面で、言葉や視線、表情、身振りなどを用いて相互的にやりとりをしたり、自分の気持ちを伝えたり、相手の気持ちを読み取ったりすることが苦手です。また、特定のことに強い関心をもっていたり、こだわりが強かったりします。また、感覚の過敏さを持ち合わせている場合もあります。​

●注意欠如・多動症(ADHD)とは

発達年齢に比べて、落ち着きがない、待てない(多動性-衝動性)、注意が持続しにくい、作業にミスが多い(不注意)といった特性があります。多動性−衝動性と不注意の両方が認められる場合も、いずれか一方が認められる場合もあります。​

●学習障害(LD)とは

全般的な知的発達には問題がないのに、読む、書く、計算するなど特定の学習のみに困難が認められる状態をいいます。

●チック症とは

チックは、思わず起こってしまう素早い身体の動きや発声です。まばたきや咳払いなどの運動チックや音声チックが一時的に現れることは多くの子どもにあることで、そっと経過をみておいてよいものです。しかし、体質的にさまざまな運動チック、音声チックが1年以上にわたり強く持続し、日常生活に支障を来すほどになることもあり、その場合にはトゥレット症とよばれます。

●吃音とは

滑らかに話すことができないという状態をいいます。音をくりかえしたり、音が伸びたり、なかなか話し出せないといった、さまざまな症状があります。

発達障がいは、治らない??

子どもが発達障害と診断された場合、この子は将来どうなってしまうのか、この先どう生活していけばいいのか,、親としてどうしていけばいいのか…不安になりますよね。

そもそも発達障がいは「障がい」なので、病気のように「治る」という表現は似つかわしくありません。​ではこの先もずっとこの障がいを抱えていかなければならないのでしょうか。

発達障害は「先天的なハンディキャップなので、ずっと発達しない」のではなく、発達のしかたに生まれつき凸凹がある障害です。なのでゆっくりではありますが、日々学び、成長していくことができます。

私たち大人も仕事や人間関係で日々経験を積んだり、学び成長したりするのと同じだと思います。幼少期は苦手だったことが成長ともにできるようになったりすることもあります。ただ、年齢相応から比べるとその成長が緩やかだったり、その過程に困難を抱えていたりする場合が多いので、周囲の理解とサポートが必要です。

つまり、発達障がいは成長とともに改善されていく課題もあり、必ずしも不変的なハンディキャップとなるわけではないのです。もちろん個人差はありますが、「障害だから治らない」という先入観は、子どもの成長の可能性を狭めてしまいますので、まずは周囲が彼らの凸凹ある発達を理解することが重要です。また、正しくサポートすることにより、「ハンディキャップを乗り越えられる可能性がある」という視点をもつことも大切です。

そのために、親御さんがサポートの方法を学んだり、環境を整えるために必要な福祉サービスを利用したりすることも有効な手段です。またお子さんが長く過ごす幼稚園、保育園、学校などとも連携して、お子さんが過ごしやすくなるような配慮を検討していくことも、お子さんの自己肯定感をはぐくんでい行くうえで大切かもしれません。

とまり木SALONで出た話題を抜粋して、Q&A形式にして掲載しています。(不定期に更新)

国立障害者リハビリテーションセンターに「発達障害情報・支援センター」というところがあります。そちらの説明では

【児童発達支援は、児童発達支援センターや児童発達支援事業を実施する事業所において、障害のある児童(発達障害を含む)を対象に、日常生活における専門的な指導訓練や集団生活への適応訓練を行います。】

とあります。

つまり療育とは、特別な「治療」をするところではなく、その子が日常生活を送るうえで抱えている困難をクリアするために専門的な指導や訓練、集団生活への適応訓練を行っていくもの、ととらえることができるのではないでしょうか?

「なんだ、特別なことをするわけではないのか」とがっかりする方もいるかもしれません。でも、現在多くの療育施設では空きがない、もしくは少ないのが現状のようです。それだけ利用を希望する方が多いことからも、療育への期待の高さと必要性がにじみ出ているととらえることもできます。

実際サロンで聞くお話しでも、療育でプロのスタッフさんとお話しできるからこそ、子どもとの良い関係性を築けた、良い声のかけ方を教えてもらえた、問題行動への適切な対応ができた、問題行動そのものが減ったと声が上がります。

療育を受けることで、障がいそのものがなくなることはないかもしれませんが、苦手を減らすトレーニングが受けられるので、結果的に本人の困り感を減らしてあげることはできると感じています。

療育は福祉サービスの一つとして位置づけられている自治体が多いとおもうので、まずはお住まいの自治体の福祉課に問い合わせてみてください。

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学校から検査を勧められました。どうしたらいいでしょう?

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「検査」と聞くと、うちの子は「そんなにひどいのだろうか」とか「診断名がついてしまうのかしら」など、戸惑いますよね。

そもそも、「発達検査」とは何なのでしょう?

発達検査は「心理検査」の一種です。

以下、(株)LITALICO発達ナビのページから一部転用させていただきます。

 

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発達検査とは、子どもの心身の発達の度合いを調べる検査のことです。

検査結果から子どもの発達の特徴が分かったり、普段の接し方のヒントを得ることが

できたりと、子どもの育ちに関する参考情報を得ることができます。発達の遅れや凸凹からくる困難に応して子どもをサポートする療育支援なども、発達検査の結果をもとに計画を立てられることが多いです。

一般的には、幼稚園や保育園などの教育機関で発達の遅れがあることを指摘されたり、乳幼児健診や医療機関にかかった際に、検査を勧められることが多いです。

もちろん、家庭での様子から、子育て支援センターなどの相談機関に問い合わせて

検査を受ける方もいらっしゃいます。

発達検査は発達障害の確定診断を行う検査ではありません。

発達障害の確定診断に際しては、生育歴や行動観察などの臨床診断と、発達検査・知能検査などの専門診断の結果を経て、総合的に診断されます。

よって、発達検査の結果のみで発達障害だと診断されることはありません。

確定診断の判断要素として発達検査の結果を参考にしています。

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大事なのは最後の部分ですね。

「発達検査は、発達障がいの確定診断を行う検査ではない」のです。

発達検査は、お子さんの一見不可解な行動や、特性を理解するための検査なのです。

また、検査報告書には具体的なアドバイスもあり、それをもとに検査士の先生から「視覚から入る情報が得意なので、指示は口頭ではなくメモなので」とか、「ワーキングメモリーが少ないので、指示は短く的確に」などの日常生活のヒントをいただくことができます。

繰り返しますが、発達検査の結果のみで発達障がいだと診断されることはありません。もし検査を勧められたら「子どもを知るチャンス!」と捉えてくださいね。

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